更新日:2026.9.6
| このページの内容 |
今回の目的

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前回、Cisco Secure AccessとFGVM間のIPsec接続設定を行った。 今回は上図の赤枠のVPN接続設定を見ていきたい。 なお、PC1が今回VPN接続するのはクラウドサービスであるSecure Accessだ。クラウドサービスで提供されるVPN接続サービスなのでVPNaaS(VPN as a Service)と呼ばれている。 |
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なるほど。で、これが繋がると、PC1からAWS内のサーバにようやくアクセスできるようになるってことですね。 |
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そうだね。 |
リモートアクセス端末に払出すIPプールの設定
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まずはリモートアクセス端末に払出すIPプールを設定します。今回は10.34.0.0~10.34.0.239までをクライアント端末に払出すIPにします。また、10.34.0.240~10.34.0.255(10.34.0.240/28)を、Cisco側がシステム用に確保するIPとして提供します。 |
①Connect → End User Connectivity → Manageへ。

②Add IP Poolへ。

③Regionは今回はAsia Pacific(Tokyo)を選択。
Displaynameは任意の名前を入力。今回はIPPOOL_10-34-0-0_24にしました。DNS ServerのAddへ。

④DNS設定画面が新たに表示されます。
DNS group nameは任意の名前を入力。今回はADサーバが内部DNSサーバになっているためADserversにしました。
DNS Server1とServer2にはADサーバのアドレスを入力しSaveへ。

⑤元の画面に戻ったらSystem IP Poolを入力。System IP Poolはクライアント端末に払出されるアドレスではないです。
Secure Access自身が社内のRadiusサーバにアクセスするときなどに、送信元IPとして使うアドレスとのこと。
今回は10.34.0.240/28をSystem IP Pool用として入力。
そしたら画面下のほうのAdd IP Poolへ。

⑥Add IP Poolという画面が開く。
IP pool nameに任意の名前を入力。今回はIPPOOL_10_34_0_0-239にしました。今回は10.34.0.0~10.34.0.239をクライアント端末に払出そうと思うので、この名前にしました。
IPv4 subnetsには、10.34.0.0~10.34.0.239をすべてカバーできるように5つのサブネットを入力。
そしたら下のほうのSave & Add IP poolへ。
※押しても元の画面に戻らない時は右上の「×」で閉じる。

⑦元の画面に戻るとIPプールの設定が反映しているのでSave。

⑧Virtual Private Networksへ。

VPN profileの作成
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続けてVPN接続するためのprofileを作成します。 |
①Connect → End User Connectivity → + VPN Profileへ。

②任意のVPN Profile nameを入力。今回はVPN_prof_202607にしました。
General SettingsのDisplay nameもVPN_prof_202607に。これが各PCにインストールするクライアントソフト(secure client)上で表示される名前になります。
Default Domainはも任意のものを入力。今回はADサーバで利用中のドメインにしました。
IP PoolsのところのAssign IP Poolsへ。

③画面右側に下図が表示される。
クライアント端末に払出すIPを選択する。今回は赤枠のとおりIPPOOL_10_34_0_0-239を選択しSave。

④元の画面に戻ったらNext。

⑤Download Service Provider XML fileをクリックしXMLファイルをダウンロードする。
ファイル名:VPN_prof_202607_saml_metadata.xml

⑥Entra IDの画面を開き、Enterprise applications → New applicationへ。

⑦Create your own applicationへ。

⑧任意のアプリ名を入力。今回はSAML_for_CSA_VPNaaSにしました。そしたらCreateへ。

⑨Assign users and groupsへ。

⑩Add user/groupへ。

⑪None Selectedへ。

⑫画面右側に下の画面が表示される。今回はentra_user1~4を選択し左下のselectへ。

⑬Assignへ。

⑭Single Sign-onへ。

⑮SAMLへ。

⑯Upload metadata fileへ進み、先程Secure AccessからダウンロードしたXMLファイル(VPN_prof_202607_saml_metadata.xml)をアップロード。

⑰Federation Metadata XMLのDownroadへ。
ファイル名:SAML_for_CSA_VPNaaS.xml

⑱Entra IDからダウンロードしていたXMLファイル(SAML_for_CSA_VPNaaS.xml)をアップロードしNext。

⑲そのままNext。

⑳そのままSave。

Private Resourceの作成
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続けてPrivate Resourceを作成します。これはFirewallのオブジェクト作成機能の一種で、リモートアクセスで通信できる宛先を指定するために作成します。今回はAWSの172.17.1.0/24のサブネットをPrivate Resourceとして作成します。 |
①Resources → Private Resources → Add a Private Resourceへ。

②任意のPrivate Resource Nameを入力する。今回は172-17-1-0-24にしました。
Internally reachable addressにAWSのsubnetである172.17.1.0/24を入力。
ProtocolはAny TCP,Any UDPを選択。
※TCPとUDPだけでなくICMPも通るようになります。

③先程の画面を下にスクロールし、VPN connectionsにチェックを入れSave。

④Private Resourceが作成されました。

Access policyの作成
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続いてパケットフィルタリングルールであるAccess Policyを作成します。リモートアクセス通信(Private Access)はデフォルトで暗黙のdenyが入っている為、明示的に許可するポリシーを作成しないと通信ができません。 今回は 「Entra IDで取り込んだユーザ → AWSの172.17.1.0/24のサブネット」 の通信はすべて許可するポリシーを作成します。 |
①Secure → Access Policy → Add Rule → Private Accessへ。

②Rule nameに任意の名前を入力。今回はVPNaaS_to_172_17_1_0_24にしました。

③先程の画面を下にスクロールしFromへ。今回はentra_user1~entra_user4を選択。

④Toのところで、先程作成した172-17-1-0-24を選択。そしたらNextへ。

⑤そのままSave。

Secure Clientをインストール
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続けて、PC1に専用のクライアントソフトであるSecure Clientをインストールする方法を見ていきます。 |
①Connect → End User Connectivity → Cisco Secure Clientへ。

②今回の検証PCはWindows 11 64bit版なので、赤枠をクリック。
cisco-secure-client-win-5.1.18.314-predeploy-k9.zipがダウンロードされるので展開する。

③ZIPファイルの展開すると下図の通り。msiファイルをすべて検証PCに移動。
※secure clientは下図の通り機能毎にインストーラが分かれています。必要な機能に応じて必要なインストーラを使ってインストールしていくということです。このページの検証の場合はcisco-secure-client-win-5.1.18.314-core-vpn-predeploy-k9.msiだけでよいのですが、一応すべて移動しておきます。

④cisco-secure-client-win-5.1.18.314-core-vpn-predeploy-k9.msiを開くと下図が表示されるのでNextへ。

⑤Acceptにチェックを入れてNext。

⑥Installへ。Finishボタンが表示されたらFinishを押して完了。

VPN接続を試行
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続いてVPNを接続する方法を見ていきます。 |
①赤枠のVPN接続用FQDNをメモしておく。

②Secure Clientを起動し、先程コピーしていたVPN接続用FQDNを入力してConnect。

③Entra IDのログイン画面が表示される。アカウントを入力してNext。その後、PWの入力も行う。

④無事、接続完了。

⑤Monitor → Remote Access Logに進むと、VPN接続されたログが表示されている。端末には10.34.0.11が割り当てられている。

動作確認
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それでは最後に動作確認を。下図のようにPC1からAD1へPing、Trace、RDP(Remote desktop)を実施してみる。 |

| PC1 → AD1へPingOK! |
| C:\Users\sirtu>ping 172.17.1.90 Pinging 172.17.1.90 with 32 bytes of data: Reply from 172.17.1.90: bytes=32 time=12ms TTL=122 Reply from 172.17.1.90: bytes=32 time=11ms TTL=122 |
| PC1 → AD1へTraceOK! |
| C:\Users\sirtu>tracert -d 172.17.1.90 Tracing route to 172.17.1.90 over a maximum of 30 hops 1 8 ms 5 ms 5 ms 169.254.131.2 2 7 ms 7 ms 6 ms 10.108.8.1 3 8 ms 8 ms 7 ms 10.108.8.2 4 9 ms 9 ms 9 ms 10.117.8.2 5 * * * Request timed out. 6 * * * Request timed out. 7 13 ms 10 ms 11 ms 172.17.1.90 |
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Ping、TraceともにOKですね。Traceで途中で表示されている10.108.8.1とか10.117.8.2はなんのアドレスなんですか? |
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調べたけど詳細はわからなかった。けど私がAWSとかで使っているアドレスではないので、Ciscoがシステム内で使用しているアドレスだと思う。Traceの結果で表示されるアドレスは、実通信用ではなく管理用のループバックアドレスということもあるので、今回もそうなんじゃないかなと。 ということで次はRDPを。 |
①PC1でRDP接続画面を起動し、AD1のホスト名「EC2AMAZ-NLBG2L7」を入力しConnect。

②IDとPWの入力画面が表示され、入力して進めたところ無事RDP接続できた。

③Activity Searchで「ポート番号:3389」で検索した結果、無事RDP通信のログが残っていることを確認。

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お、IPアドレスじゃなく、ホスト名でも接続できるのか。 |
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そうだね。今回はVPN profileを作成する時に、内部DNSのIPアドレスとAWSのADで使っているドメインを指定していたからね。 ということで今回はここまで。長かったけど読んでくれてありがとうございました。 次回はシナリオ2 VPNaaS vs ZTNAを見ていきます。 |

